警官の拳銃使用はためらわず早目に

          (平成15年10月17日初出)

 16日の夕刊によると埼玉県岩槻市で、強盗事件の容疑者を職務質問しようとしたとき、銃(のようなもの)を向けて「撃つぞ」と向かってきたために、警官が「武器を捨てろ」と10回以上警告し、威嚇射撃をした上で、拳銃を発射し、男は重傷を負って逮捕された。男は盗まれた700万円をそのまま持っていたので、犯人に間違いないだろう。越谷署長は「拳銃使用は適正、妥当と考えている」と語ったという。

 警官の拳銃使用が長らくタブーとされ、厳しい制約が課せられてきたが、最近使用基準が緩和されたことは、望ましいことである。これまで拳銃使用をためらったために、警官が命を落としたり、犯人を取り逃がすことがよくあった。また、どうしようもなくなってから発砲するので、かえって犯人の生命を奪ったという事件もあった。

 早めに発砲する方が、余裕があるので、急所をはずして撃つことができるし、確実に当てることもできる。相手が武器を向けてきたり、車を急発進させようとしているときには、ためらわず早めに発砲すべきである。

 特に職務質問を受けた者が、車に乗って逃げようとする場合には、必ず悪いことをしているに決まっているし、車を警官に向けてぶつけてくることが充分に予想される(実際にそうしたケースがすでに何度かあった)ので、車に乗り込んで逃げようとする者には、ただちに下半身に向けて発砲してよいというように、規則を決めておくべきである。車に乗って逃げだしてからでは、追跡するのも危険だし、逃げられる可能性や、一般の人たちを危険に巻き込む可能性が高い。乗り込む前に断固として足か腰を撃つべきである。

 このごろの犯罪者は、凶悪になっているだけでなく、やみくもに逃げようとするという特徴を持っている。逮捕されてパトカーに乗せられても、隙を見て逃げようとする。とくに少年犯にその特徴が著しい。小さいときから、親や社会に対して、嘘を言ってごまかしたり逃げおおせたという経験を積み重ねてきているからである。

 バイクを使ってのひったくり(とくに老人を狙う)や、果物や米の泥棒といった許し難い卑劣な犯人(一年間の汗の結晶を一夜にして盗んで儲けようという根性が許せない)に対しては、はりこんで容赦なく発砲して逮捕し、厳罰を科するべきである。暴走族にパトカーで体当たりしたら以後暴走行為が激減した前例もある。警察が断固とした姿勢を示せば、犯罪は激減し発砲の必要も少なくなるだろう。

 国民や政治家も、口で治安の回復をと要求するだけでなく、警察が犯人を検挙しやすいように、武器使用を積極的に支持すべきである。

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